こころのストレッチタイム

毎日がちょっと楽になるヒント

ないがしろ

ないがしろにすれば信頼を失い、 ないがしろにされれば気持ちが荒む。 “ないがしろ”は、 ちょっとした心の隙に入り込むから、 他人にも自分にも正直で誠実でいたい。 そうすれば、 ないがしろにするつもりはなかったのにと、 その他人と思いがズレたことが悔…

手放す

何となく止められずにいることは、 止める理由が無かったり、 止めるのが億劫だったりする。 あきらめきれずにいることは、 単なる未練だったり、 単なる独りよがりだったりする。 あるとき立ち止まって振り返ると、 惰性に取りつかれた自分や、 自意識過剰…

伸びしろ

自分が失敗したときは、 悔やまれて仕方がない。 でも、他人の失敗を見かけると、 何か助けられることはないかと考える。 それなら、 他人の視点で自分の失敗を見てみれば、 違うやり方を見つけられるのではないか。 自分が苦手とすることは、 何とか克服せ…

自己嫌悪

自己嫌悪は苦しいけれど、 自分を振り返ることができる。 調子に乗っていた。 独り善がりだった。 いろいろ思い出すと落ち込むけれど、 自分の傲慢さと向き合う時間は、 自分にしか作り出せない。 準備不足だった。 考えが甘かった。 いろいろ思い出すと悔し…

必ず道はある

思わぬ出来事にであうと、 驚いて胸がドキドキする。 それでも何とか対応しようと、 自分ができることを考える。 義務とか正義とか関係なく、 目の前のことを見過ごしたくないから。 思わぬ困難にぶつかると、 戸惑って心がザワザワする。 それでも何とか乗…

持ち味

あなたの持ち味は?と聞かれても、 自分ではよくわからない。 こうじゃない?と言われてみると、 そうかもしれないと思ったりするけれど、 違うような気もする。 特徴や特色のように明確ではなく、 しみじみと伝わってくる面白みや、 その人らしさといった曖…

相談

誰かに何かを相談するのは、 意外と難しい。 自分が何に困っているのか、 言葉がなかなか思い浮かばない。 すぐに解決したいのか後にするのか、 タイミングを計るうちに時間が過ぎる。 誰に相談するのがいいだろうかと、 思い浮かべて心がぐらぐらする。 い…

わだかまり

わだかまりを抱えてしまったときに、 出来事を繰り返し辿ってみると、 思わぬ盲点が見えてくることがある。 十分に準備をしていたつもりだったけど、 実はやりたくなかったことを避けて、 時間切れを言い訳にしていたかもしれない。 やれるだけのことをやっ…

変化

あからさまに変わることは気づくけれど、 少しずつ変わることは見えにくい。 顔のシワ。 心にたまるストレス。 世の中の理不尽。 わずかな変化が繰り返されていることは、 日々確認していても気づきにくい。 思考のコリ。 気持ちの憂うつ。 人間関係の軋轢。…

承認欲求

認めてほしいと思うとき、 心は自信を見失っている。 認められるかどうかを誰かに問うと、 自分だけの責任ではなくなってホッとするけれど、 誰かに判断を委ねる分だけ、 自分の人生を預けたような気持ちが残る。 認められなくてもいいと思うとき、 心は自分…

動く理由

どんなに急かされても、 すぐに動く気になれないときがある。 理屈をあれこれ考えているうちは、 時間ばかりが過ぎていく。 むしろ不便や不自由の方が、 すぐに動く理由になりやすい。 不自由だから考えようとなり、 不便だから作り直そうとなる。 理屈はそ…

言葉の出どころ

頭で考えて浮かんでくる言葉は、 心のどこかから湧き出る言葉と少し違う。 頭であれこれ考えているうちに、 だんだん気持ちが変わっていったり、 誰かを意識して遠回しになることもある。 頭であれこれひねり回した言葉をまとめると、 ありたい自分が形にな…

背中を押してくれるもの

思うようにならない状況は、 自分の真の欲求に気づかせてくれる。 自分はどうしたいのか、 自分は本当にそうしたいのか。 苛立つ理由を堀り下げていくと、 自分の決めるべきことが見えてくる。 思うようにならない相手は、 自分の真の期待に気づかせてくれる…

潮目

夢中で取り組んでいたことから、 ふと気持ちが離れる瞬間が訪れる。 飽きたのでも移り気でもないけれど、 続けることへの疑問が頭をもたげる。 自分の中で潮目が変わり、 新しい何かが見えてくる。 完成したかや満足したかはさておき、 潮目が変わったらいっ…

自己観察

観察するなら、 他人より自分の方が断然おもしろい。 他人を観察しても、 自分はそうならないだろうと 本当の自分を歪めてしまう。 自分を観察すると、 自分はこういうところがあると、 未知の自分を発見できる。 思っていたより冷静な自分がいて、 驚いたり…

伝える or 伝わる

声や文字で言葉を伝えてみても、 どう伝わるかは予測がつかない。 大いに迷って口にした言葉でも、 ときには相手を傷つける。 そんなつもりじゃなかったと、 そう思いながら自分も傷ついている。 軽い気持ちで口にした言葉でも、 ときには相手を慰める。 そ…

言葉の色

気持ちが言葉になるとき、 それはわずかに色味を帯びている。 自分勝手な言葉は白。 誰かを思いやる言葉は緑。 自分を守る言葉は水色。 誰かを突き放す言葉は黄色。 自分を責める言葉は赤。 誰かを頼る言葉は黒。 気持ちが揺れると色味は濁り、 心が行き先を…

気分の波

気分には波があるから、 日々の過ごし方はまちまちになる。 気分には波があるから、 日々の時間割りはいろいろになる。 楽しいとかつまらないとか、 満足とか不満とか、 ゆっくりとか慌ただしいとか、 充実しているとか無為だとか。 評価は後にしか見えてこ…

高揚と焦燥

思い焦がれている間は、 他が見えず聞こえない。 思いが叶ってしまうと、 他が見えて聞こえてくる。 あれほど手に入れたかったものが、 たちまち色あせるのはむなしい。 あれほど特別に感じていたものが、 たちまち普通になるのは寂しい。 そうやって、 いく…

問いの方向

子どもの「なぜ?」は外に向けられ、 現実世界の扉を次々と開ける。 子どもが見ようとするその世界は広く、 興味をひくことばかり。 子どもにとってその世界は新しく、 精一杯手を伸ばそうとする。 大人の「なぜ?」は内に向けられ、 精神世界の扉を次々と開…

思い込み

思うまではいいけれど、 思い込むと不自由が生じる。 他人の言っていることが、 耳に入ってこなくなる。 他人の書いているものが、 目に入ってこなくなる。 他人の考えや思いが、 頭に入ってこなくなる。 思い込みは何もかもを撥ね返すけれど、 大事にしたい…

漫然

いつの間にか、 考えずにやっていることに気づく。 いつの間にか、 当たり前だと思っていることに気づく。 漫然とした時間は心地よく、 変化を避けたい気持ちと戦うことになる。 疑問を持たないでいるのは楽だけれど、 生きている実感が少なくなる。 漫然と…

心を鍛えるもの

失敗は後悔をともなうけれど、 繰り返さないための知恵をくれる。 トラブルは疲弊をともなうけれど、 乗り越えるたびに自信をくれる。 失敗やトラブルがあるたびに、 力の無さを痛感する。 しばらく立ち直れず、 自分や相手を責める。 それでも心は再び立ち…

正義

世界には正義があふれている。 「こうすべき。」が、 日々周囲を飛び交っている。 「こうあらねば。」が、 日々人々を苦しめている。 自分の正義を誰かにあてはめなければ、 相手を大切に思っていられる。 誰かの正義を自分にあてはめなければ、 自分を責め…

マイペース

生きるペースはそれぞれなのに、 何かしらの評価がつきまとう。 ゆっくり動いていても、 素早く動いていても、 周囲の都合で急かされたり止められたり。 必死に考えていても、 何も考えずにいても、 周囲の判断で褒められたり怒られたり。 慎重に言葉を選ん…

未決箱

心の中に、 未決箱を置いてみる。 なかなか決められないことや、 迷っていることを入れてみる。 いったん距離や時間を置くと、 囚われている自分が解放される。 いったん離れて眺めてみると、 囚われているものが形を変える。 決断できない理由が見えてくる…

勇気の種

悲しみに打ちひしがれているとき、 思いがけない忍耐に気づくことがある。 寂しさにさいなまれているとき、 思いがけない覚悟に気づくことがある。 苦しさに身もだえしているとき、 思いがけない強さに気づくことがある。 誰の心のなかにも、 勇気の種は潜ん…

楽しいこと?

「最近楽しいことは?」 尋ねられると少し考えてしまう。 楽しくないことは気になるけれど、 楽しいことは疑問に思わない。 楽しくないことは覚えていても、 楽しいことはすぐに忘れる。 どちらが多いか少ないかは、 ずっと後になってわかること。 両極端の…

違和感

「なんかちょっと違う。」という感覚は、 経験の総動員から生まれている。 見たこと、聞いたこと、感じたこと、 それら全てが絡み合っている。 意識していたこと、無意識のこと、 それら全てが作用している。 思い出せなくても気をもまず、 確信が無くても軽…

信じたい気持ち

「やっぱりそうだよね。」と思ったら、 ちょっと立ち止まってみる。 自分の考えに合う情報だけ見て、 他は見ないようにしているかもしれない。 自分の思いに沿う意見だけ聞き、 他は聞かないようにしているかもしれない。 自分の考えに自信がないときや、 自…