新しく一歩を踏み出すとき、 誰しも先行きを考えます。 まっすぐなのか曲がっているのか、 登りなのか下りなのか、 安心していいのか危険なのか。 いろいろ調べて、 あれこれ想像して、 身を守ろうとするのは当然のこと。 でも、想像することで、 身動きでき…
言われるたびに、 良いのか悪いのか迷う言葉。 さまざまな意味にとれるところは、 万能と言えなくはない。 でも、その分、 相手に想像力を求めることになる。 言葉を探す手間がはぶけるところは、 便利と言えなくはない。 でも、その分、 相手の語彙力に頼る…
言葉にならない気持ちや、 文章にできない思いは、 オノマトペで表現してみる。 気持ちがカサカサ。 思いがグラグラ。 自分なりの表現だから、 伝わるかどうか分からないけれど、 気持ちはいったん解放される。 相手なりの受け止めだから、 伝わるどうか分か…
上から向けられると、 素直になれない。 下から向けられると、 落ち着かない。 同じ高さじゃないときは、 瞳の奥まで覗き込めないから、 真意かどうか判断できない。 同じ高さで向けられると、 瞳の奥まで覗き込めるから、 真意かどうか判断できる。 目線を…
予想と異なる結果になったとき、 原因は5つあると言われます。 ①必要なことをやらなかった。 ②間違ったことをやった。 ③やらなくていいことをやった。 ④やったけれど順番が違った。 ⑤やるタイミングが違った。 うっかりすることも、 考え違いすることも、 …
風はどこからも吹いてくるから、 避けるのは難しい。 後ろからなら追い風になり、 前からなら向かい風になる。 自分がくるりと反対を向けば、 追い風は向かい風になり、 向かい風は追い風になる。 つらい気持ちのときは、 風に逆らっているかもしれない。 楽…
仮設にすぎないとも言われるけれど、 感情には確かにリズムがある。 上向きになってウキウキしたり、 下向きになって落ち込んだり。 身体や知性のリズムは 機器やテストで見える化できる。 でも、感情のリズムは、 自分に意識を向けるしかない。 目には見え…
存在を支えてくれる気がして、 誰もが常に追求しているもの。 すぐに思いつきそうで、 考えるほどにわからなくなるもの。 見つけたと思っても満足できず、 さらに追いかけ続けてしまうもの。 「あなたらしい。」と言われても、 ピンとこないもの。 “ らしさ …
受け身が消極的とは限らない。 攻撃されて対決すれば、 自分も相手も加害者になる。 攻撃されて受け身に回るのは、 自分も相手も傷つけないこと。 対立は避けられないけれど、 受け身は関係を断ち切らない。 欲しい情報だけ選んでいれば、 傷つかず安心して…
マーケット用語ですが、 心にも当てはまる言葉です。 通常は皆が買うとき自分も買い、 皆が売るとき自分も売る。 逆張りは、 皆が買うときは売り、 皆が売るときは買う。 心の逆張りは、 ポジティブなときは立ち止まり、 ネガティブなときは動いてみる。 ま…
大きな目標を前にすると、 誰しも立ちすくんでしまいます。 でも、大きな目標を細分化すると、 今できることが見つかります。 今できることに取り組むと、 小さな達成感が得られる。 小さな達成感が喜びになり、 もっとやれそうな気がする。 もっとやれるこ…
転ばぬ先の杖と言うけれど、 杖が役に立たないこともある。 いつ転ぶか、どう転ぶか、 予測することも難しい。 ならば転んだ時に考えればいい。 転んだことを悔やむだけでは、 何も得られない。 転んでゴミを見つけたら、 掃除のきっかけにする。 転んで優し…
土が柔らかいうちは、 器の形を何度も変えられる。 いったん焼いてしまうと、 器の形は変えられなくなる。 戻せる状態が可逆性で、 戻せない状態が不可逆性。 心はいったん頑なになっても、 許すことで柔軟になる。 心はいったん傷ついても、 優しさに触れる…
相手に不満を持ったとき、 「ああいう人だから。」と 自分を納得させようとします。 半ばあきらめ半ば皮肉り、 気持ちに終止符を打つ。 その繰り返しで続くこともあり、 断絶することもある。 でも、「ああいう」の中身は、 ああいう人のひとつの側面。 「あ…
心や身体が深く傷ついて、 つらさが長く残ることがあります。 大切な人の心身が傷ついて、 あたかも自分のもののように、 つらさが長く残ることもあります。 繰り返し思い出し、 つらさがよみがえる。 つらさを嘆いている間は、 目の前の幸せに気づけない。 …
人生の目標を持つことや、 それに向けた日々の過ごし方。 上手くいかないことが続いたら、 ライフスタイルを変えてみる。 自分の今をどう思っていて、 どうなりたいかを考えてみる。 自分の考えや行動の仕方を、 どう変えようか考えてみる。 何度も考え修正…
喜んだり心配したり、 私たちの心はいつも大忙しです。 うれしいことは、 どんどん起こってほしい。 心配なことは、 なるべく起こらないでほしい。 でも、うれしいことばかりだと、 いつまで続くのか心配になります。 心配なことがあるから、 うれしいことを…
ひとつをふたつに分けたり、 ひとかたまりをバラバラにしたり。 大きな問題を分断すると、 出来ることが見えてきます。 凝り固まった考えを分断すると、 新たな発想が生まれます。 いっしょに助け合っているとき、 分断は気力を奪います。 同じ場所で生きて…
あれこれ考えるほど、 いろいろな可能性に気づきます。 あれこれ思うほど、 いろいろな感情に気づきます。 いろいろな可能性や感情が、 複雑に絡み合うと、 考えも思いもどんどん煮詰まる。 そうして複雑極まりない状況を、 自分で作っていることがあります…
気持ちを切り替えるのは、 簡単そうで難しい作業です。 良いタイミングとしては、 時間や場所の変化があります。 月や年度が替わるとき、 住まいや勤務先が変わるとき、 気持ちが何となく改まる。 同じモノやコトのはずなのに、 なぜか新鮮に見えたりする。 …
何事も始めるまでは不安だらけ。 でも、最初の3日間を、 がむしゃらにがんばってみる。 ふと気づくと少し慣れていて、 楽になり始めた自分がいます。 肩の力が抜けているから、 さらに3か月がんばれます。 ふと気づくと周りになじんでいて、 楽しくなり始め…
以前ほど使われないようですが、 気分を上手く表現できる言葉です。 “ ブーム ” だから移り変わっていいし、 “ マイ ” だから自分次第でいい。 今の自分はどうかを考える、 きっかけをくれる言葉です。 気分をただやり過ごすのではなく、 じっくり眺めてみる…
頭の中を、 半分は真っ白のままにしておく。 何かを見るときも、 何かを聞くときも、 半分白いままにしておく。 頭の中の残り半分は、 知っていることだらけ。 知っていることは、 新しく知ることをゆがめてしまう。 あれこれ当てはめて、 勝手に見たり聞い…
避難訓練や模擬テストなど、 あらかじめ経験しておくと、 実際で上手くやれることがあります。 気持ちにも同じことが起こります。 こうされるとつらい、 ああ言われると嫌など、 感情だけをあらかじめ経験しても、 実際で感情に押しつぶされるだけ。 こうさ…
“原因論”では、 問題を解決するために、 原因を探そうとします。 何らかの原因の結果として、 問題が起きているから受動的。 原因を探して修正すれば、 同じ問題が起こりにくくなります。 “目的論”では、 問題を解決するために、 目的を探そうとします。 何…
多くの人が持ちやすい、 型にはまったイメージがあります。 男性は、女性は、 子どもは、大人は、 あの地方の人は、この国の人は。 つい思い浮かべてしまうから、 支配されているとは思いにくい。 相手を知らないなら、 知ろうとすればいいのに。 相手が分か…
抱えている問題を紙に書きだすと、 自分の目で見ることができます。 抱えている問題を誰かに話すと、 自分の耳で聞くことができます。 自分の内側にある問題を、 外に出す試みが外在化です。 自分の問題なのに、 自分のものではない感じになる。 自分の問題…
物事には限りがあります。 物はいつか壊れるから、 残念な気持ちになるときがくる。 それでもリミットがあるからこそ、 とことん工夫して使おうと思う。 人はいつか別れるから、 寂しい気持ちになるときがくる。 それでもリミットがあるからこそ、 とことん…
窓を開けて目にする景色は、 昨日も今日も変わらない。 道を歩いて目にする景色は、 昨日も今日も変わらない。 でも、明日は違うかもしれない。 天気の違いでもなく、 場所の違いでもなく、 同じ窓や同じ道から違う景色。 なぜなら気持ちは変わるから。 昨日…
感謝の気持ちを伝えるための、 挨拶として使われます。 世界中に多くの人がいる中で、 目の前の人との出会いは奇跡。 出会ったから、 良いことや出来ることがある。 おかげさまで、 楽しく満足して生きていける。 出会ったから、 良くないことや出来ないこと…