問いの方向
子どもの「なぜ?」は外に向けられ、
現実世界の扉を次々と開ける。
子どもが見ようとするその世界は広く、
興味をひくことばかり。
子どもにとってその世界は新しく、
精一杯手を伸ばそうとする。
大人の「なぜ?」は内に向けられ、
精神世界の扉を次々と開ける。
大人が見ようとするその世界は深く、
不安になることばかり。
大人にとってその世界は馴染み深く、
精一杯折り合いをつけようとする。
子どもがいつか大人になったとき、
現実世界の居場所の土台は、
知の積み重ねであることに気づく。
大人がいつか来し方を振り返るとき、
精神世界の自由の土台は、
心の柔らかさであることに気づく。
<今日のヒント>
誰もが問いとともに生きている